スクリーンリーダー利用者のためのデータサイエンス入門

NVDAとGoogle Colaboratoryによるプログラミング環境導入

本章では、プログラミング入門の準備段階として、 Google Colaboratory(以降はColabと省略)の利用方法について学びます。 様々な環境が整ったColabを利用することにより、入門者がつまづきやすいプログラミング環境の構築作業を省くことが出来ます。 多くの人々に利用されている基本無料のサービスなので、安心して利用して頂くことが出来ます。 実際、インターネット上で、Pythonによるデータサイエンスを紹介する記事などを検索すると、頻繁に使われているのを目にすることでしょう。

WebサービスでもあるColabをある程度使いこなすためには、 スクリーンリーダーによるWebブラウザの操作に慣れておく必要があります。 また、ある程度の細かい操作が必要とされますので、 視覚障害者向けに特化して、様々な操作がカスタマイズされたPC-Talkerではなく、 NVDAというスクリーンリーダーの利用を前提とし、インストール方法からWindowsやWebブラウザの基本操作といった、 必要最小限と考えられる内容についても、本章の前半で解説していきます。

本コンテンツの想定読者を鑑みるに、PC-Talkerを普段使いされている方も多いかと思います。 そのため、PC-Talkerがすでに入っている前提で、NVDAの追加導入方法を説明しています。 前提条件が異なる場合は、適宜読み飛ばしてください。


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